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ビールが与えてくれる少しの勇気

~未来へつなぐ最高の一杯~第二回

アサヒビール京滋統括支社 荒木治郎業務部長

 予算や実績の管理、販促策の企画立案、営業サポートなど、アサヒビール京滋統括支社のメンバーを様々な角度からサポートする業務部の部長として多忙な日々を送る荒木氏。「ビールは人を明るく元気にする“陽”の飲み物。のどを通った後にグッと込み上げてくる高揚感って言うのは、やっぱりビールが持つ力だと思いますね」とビールの魅力を話す荒木氏。昨年その力をあらためて感じる出来事があった。

 昨年開かれた母校の同窓会。顔も身なりもすっかり変わった級友たちとの27年ぶりの会話をビールが盛り上げた。当時は遠い存在と感じていたクラブの先輩たちとも、OB会でビールを酌み交わし会話が弾んだ。「久しぶりに会うという以上に気分が高揚したり、当時は喋れなかった相手なのにすごく親近感がわいたり。お酒、特にビールはそういう事をすごくバックアップしてくれる。これが他のお酒だとまた少し違うのかも。やっぱりビールっていいなって思いましたね」。

 時間や年齢の隔たりを埋め、人の心を近づけるビール特有の高揚感。荒木氏にはそんなビールの力を借りて晴らしたい一つの疑問があるという。

アサヒビール京滋統括支社 荒木治郎業務部長

 母校はインターハイ出場が常に期待されていたバスケットボールの強豪校。荒木氏も高校3年生の時、インターハイ出場をかけた決勝リーグに挑んだ。残念ながらインターハイ出場の夢はかなわず悔しい思いをしたが、それにもまして悔しかったのは、荒木氏にとって高校最後となった特別な試合で、終了3分前に選手交代を告げられたことだという。「その前に3ポイントシュートも決めてるのに、あと3分なのに、なんで変えるんだって。悔しくてベンチ叩きましたよ」と当時の悔しさを語る。

 悔しいながらも、高校時代の荒木氏にとって、絶対的な存在だった顧問の先生。交代の理由を聞くことは出来なかった。しかし、あれから27年。どんな理由であったとしても受け入れる余裕もできた。だからこそ聞いてみたい。

 高校時代の恩師と尊敬する顧問の先生を招いたOB会は来年開催の予定。「スーパードライを持って『一つだけ教えてください』ってお聞きしようと。たぶん憶えていらっしゃらないと思いますけど(笑)。来年のプライベートでの課題ですね」と荒木氏。ビールは親近感を併せ持った特有の高揚感を持つ“陽”の飲み物。27年間心の片隅にくすぶり続けた疑問の答えを聞くための、少しの勇気を与えてくれる最高の一杯になる。

※全国醸界新聞2013年3月27日号掲載

※本記事の内容は日付等の記載がない限り全国醸界新聞掲載時点でのものであり、将来にわたってその真意性を保証するものでないこと、掲載後の時間経過等にともない内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

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